地味男はイケメン男子!?〜小悪魔彼氏にご用心!〜
それから話はスムーズに進み時計を見ると8時を指していた。
「うわっヤバい!?本当に帰らないと怒られる!!」
「もうそんな時間か。送るよ。」
ガタ
「えっ、いいよ危ないし…。」
「バーカ、だったらなおさら送る。」
ドキン
然り気なく私の肩に腕を回した奏がかっこよく見えた。
「う、うん…じゃあ奏の家から私の鞄を取りに行こう。」
「ああ」
タッタッタ…
「寧々ちゃん、明日から宜しくお願いしますわ」
リサちゃんが私の前に来て丁寧にお辞儀をした。
「うん、こちらこそ♪リサちゃんと仲良くなれて良かったよ♪」
「寧々ちゃん……」
リサが涙ぐみながら寧々を見るとーーー
ちゅっ
「あぁっーーーー!?」