地味男はイケメン男子!?〜小悪魔彼氏にご用心!〜
表情をコロコロ変えて毎日見ていて飽きない。
特に俺を見て笑う顔が一番好きだ。
頬を赤くしてはにかむように笑っている顔が好きだ。
たまらなくいとおしく思う時もある。
今すぐキスしたくなる。
そんな気持ちになれる相手は、きっと世界中探してもきっと寧々だけなんだろうな。
「寧々…。」
「なに…っ、ん!?」
いきなり唇を奪われた寧々。
「んぅ…ん、ふぅ……っ、んん」
少し荒々しい、余裕のないような口づけに寧々はただただ翻弄されていった。
「っ…はぁ…はぁ…」
「悪い、なんか…つい…。」
「本当よ、いきなりキスするからビックリしたわ!」
寧々は顔を赤くしながら俺を睨んだ。
またそんな顔も可愛いと思ってしまう俺がいた。
「可愛いな」
「はぁ!?」
寧々はいきなり言われた言葉に唖然としていた。
「そんな顔すんなよ。せっかくの顔が台無し♪」
「っ!?」
奏は寧々の鼻の頭を指でツン、と突ついた。
「可愛くなくてすみませんね!」