365日+1日、飾らない言葉をさがして。< 短編集 >
「 希羽、見てごらん。
ここはパパが大好きなところなんだよ。
車くんたち、いっぱい走ってるね。
ここはママにはナイショだからね。
パパと希羽との秘密だよ。 」
小さな女の子を抱っこしながら話している姿はパパだった。
希羽…??
聞き違いじゃない!
稜も、
もしかしたら後悔していたのかもしれない。
違う意味で稜は、
私を手に入れたんだ。
もう泣かない。
稜も後悔していたと思いたい。
私も進まなきゃ。
二人には見つからないように、
私は自分が歩いてきた方向へ戻った。
「 希羽、大好きだよ。 」
もう稜を追いかけない
過去ばかり考えない。
ちゃんと生きていかなきゃ。
女の子に言ってる言葉を背中に、
私は泣きそうになった。
神様、
ありがとう。
もう振り返らない、
前に歩くからね。
end
ここはパパが大好きなところなんだよ。
車くんたち、いっぱい走ってるね。
ここはママにはナイショだからね。
パパと希羽との秘密だよ。 」
小さな女の子を抱っこしながら話している姿はパパだった。
希羽…??
聞き違いじゃない!
稜も、
もしかしたら後悔していたのかもしれない。
違う意味で稜は、
私を手に入れたんだ。
もう泣かない。
稜も後悔していたと思いたい。
私も進まなきゃ。
二人には見つからないように、
私は自分が歩いてきた方向へ戻った。
「 希羽、大好きだよ。 」
もう稜を追いかけない
過去ばかり考えない。
ちゃんと生きていかなきゃ。
女の子に言ってる言葉を背中に、
私は泣きそうになった。
神様、
ありがとう。
もう振り返らない、
前に歩くからね。
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