365日+1日、飾らない言葉をさがして。< 短編集 >
19、チーズケーキしかいらない。
私はいつも
大好きな人の横顔ばかりみている。
本当に小さい頃から…。
私が大好きになる人は
必ずと言っていいくらいに、
私と一緒にいる友達を好きになる。
だから
真正面から大好きな人を見たことがないかもしれない。
笑っちゃうね。
「 詩季…
今日帰りに飲みに行かない? 」
私は
あの日から自分探しをしている。
あまりにも好きすぎて
本当は大好きな人を遠ざけているのかもしれないなぁ。
反省をしている毎日だった。
「 ごめん、
今日は習い事なんだよね。 」
「 そっかぁ、それなら仕方ないけど…
詩季なんだか変わったね。
なんか、うーん…
かわいくなったよ。 」
照れてしまったけど、
同性から、
かわいくなったよって言われると
照れるけど素直に嬉しい。
「 ありがとうね。
また誘ってくれるかな? 」
「 もちろんだよ。 」
叶多と出会ってから
叶多のことしか考えてなかった。
だから
叶多は私と一緒にいるのが苦しくなっていたのかもしれない。
今さらだけど、
わかった。
大好きな人の横顔ばかりみている。
本当に小さい頃から…。
私が大好きになる人は
必ずと言っていいくらいに、
私と一緒にいる友達を好きになる。
だから
真正面から大好きな人を見たことがないかもしれない。
笑っちゃうね。
「 詩季…
今日帰りに飲みに行かない? 」
私は
あの日から自分探しをしている。
あまりにも好きすぎて
本当は大好きな人を遠ざけているのかもしれないなぁ。
反省をしている毎日だった。
「 ごめん、
今日は習い事なんだよね。 」
「 そっかぁ、それなら仕方ないけど…
詩季なんだか変わったね。
なんか、うーん…
かわいくなったよ。 」
照れてしまったけど、
同性から、
かわいくなったよって言われると
照れるけど素直に嬉しい。
「 ありがとうね。
また誘ってくれるかな? 」
「 もちろんだよ。 」
叶多と出会ってから
叶多のことしか考えてなかった。
だから
叶多は私と一緒にいるのが苦しくなっていたのかもしれない。
今さらだけど、
わかった。