365日+1日、飾らない言葉をさがして。< 短編集 >
20、ずっとそばにいるからな。
オレは
ずっと1分1秒でも離れたくない…
大好きな幸姫を新大阪駅に見送りにきていた。
昨日、寝る前のメールに
[ 明日泣いちゃうからホームには絶対に来ないでね。 ]
念を押されていたのに
やっぱり1分1秒でも幸姫を見ていたい。
離れたくない!
オレは迷うことなくホームにきていた。
さっき改札口で
ムリに笑って手を振っていた幸姫。
幸姫を探していたら
しゃがんでいる小さな背中を見つけた。
「 幸姫…。 」
オレの声に
あたりをキョロキョロしながら立ち上がり
オレの姿をみつけた幸姫の顔は
涙でぐじゃぐじゃだった。
「 俊希くん、
ホームにきちゃダメって…。 」
今さら両手で自分の顔を隠すようにして
やっと言葉にしてくれた。
ずっと1分1秒でも離れたくない…
大好きな幸姫を新大阪駅に見送りにきていた。
昨日、寝る前のメールに
[ 明日泣いちゃうからホームには絶対に来ないでね。 ]
念を押されていたのに
やっぱり1分1秒でも幸姫を見ていたい。
離れたくない!
オレは迷うことなくホームにきていた。
さっき改札口で
ムリに笑って手を振っていた幸姫。
幸姫を探していたら
しゃがんでいる小さな背中を見つけた。
「 幸姫…。 」
オレの声に
あたりをキョロキョロしながら立ち上がり
オレの姿をみつけた幸姫の顔は
涙でぐじゃぐじゃだった。
「 俊希くん、
ホームにきちゃダメって…。 」
今さら両手で自分の顔を隠すようにして
やっと言葉にしてくれた。