365日+1日、飾らない言葉をさがして。< 短編集 >
28、ずっと私を守ってね!
小さなアメジストのペンダントを今日もつけていく。
一緒に生活している舞子( まいこ )にも呆れられてるけど、
元カレがくれたペンダントだから離したくなくて。
「 今のオレには、
こんな小さいけど…
いつか有紗( ありさ )には指にキラキラするのをプレゼントするからね。
待っててくれ。 」
若かった私は、
その言葉をマジメに信じていた。
今でも信じているのかもしれない。
「 いいかげんに有紗も他を見なさいって。
男なんていっぱいいるでしょ?
なんで珀人( はくと )くんがいいの? 」
なんて珀人がいいのか、
私にわかるんだったらさぁ。
キライになる方法だってわかるわよ。
「 じゃぁ、舞子
戸締りしっかりしておいてね。
今日は早出だから先に行くわよ。 」
朝食をしている舞子に聞こえるように玄関で叫んでみた。
ブーツを履き終わっても返事が聞こえてこない。
「 舞子? 」
「 はぁーい。
有紗気を付けてね! 」
舞子の言葉が聞こえたから私は玄関をでた。
一緒に生活している舞子( まいこ )にも呆れられてるけど、
元カレがくれたペンダントだから離したくなくて。
「 今のオレには、
こんな小さいけど…
いつか有紗( ありさ )には指にキラキラするのをプレゼントするからね。
待っててくれ。 」
若かった私は、
その言葉をマジメに信じていた。
今でも信じているのかもしれない。
「 いいかげんに有紗も他を見なさいって。
男なんていっぱいいるでしょ?
なんで珀人( はくと )くんがいいの? 」
なんて珀人がいいのか、
私にわかるんだったらさぁ。
キライになる方法だってわかるわよ。
「 じゃぁ、舞子
戸締りしっかりしておいてね。
今日は早出だから先に行くわよ。 」
朝食をしている舞子に聞こえるように玄関で叫んでみた。
ブーツを履き終わっても返事が聞こえてこない。
「 舞子? 」
「 はぁーい。
有紗気を付けてね! 」
舞子の言葉が聞こえたから私は玄関をでた。