渋谷33番
『刑事さんは、課の子にいろいろ聞いてまわっているみたいだった
その頃の私は、朝も夜も薬に頼って生きていたの
今考えるとおかしくなっていたんだと思う
やめてしまえばいい、って何度も思った
でも、薬はやめられなかった
もう日課のように、それを使わなければ何もする気になれなかった
そのためには販売を続けるしかなかった
買った子が捕まってしまえば、その封筒から私の指紋が出るのは確実だった
だから、私は行動することにした
あの山本って子にすべての罪を着せることにしたの 』
その頃の私は、朝も夜も薬に頼って生きていたの
今考えるとおかしくなっていたんだと思う
やめてしまえばいい、って何度も思った
でも、薬はやめられなかった
もう日課のように、それを使わなければ何もする気になれなかった
そのためには販売を続けるしかなかった
買った子が捕まってしまえば、その封筒から私の指紋が出るのは確実だった
だから、私は行動することにした
あの山本って子にすべての罪を着せることにしたの 』