龍とわたしと裏庭で②【夏休み編】
「本当の事言うとね、わたし恋愛とか全然分からないの。どう振る舞っていいのかも分からないし」
「圭吾のことは好きだよね?」
「大好き」
「じゃいいこと教えてあげる」
「なぁに?」
「恋愛における正しい振る舞いについてだ。普段はどんなわがまま言ってもいいけど、二人っきりでキスとかハグする時は圭吾の好きにさせな。怖いからって止めちゃダメだよ」
「でも……」
「圭吾は君を傷つけたりしないよ。信じてるだろ?」
「うん」
「いい子だ。僕ら一族全員のためにも圭吾を幸せにしておいてくれ」
「おおげさね」
「そうでもないよ。結局のところ羽竜の家はこの地を守るのが本来の仕事だ。長の圭吾が不安定じゃ話にならない」
そう言ってから悟くんは道路に向かって手を振った。
「デート相手が来たみたいだよ」
「圭吾のことは好きだよね?」
「大好き」
「じゃいいこと教えてあげる」
「なぁに?」
「恋愛における正しい振る舞いについてだ。普段はどんなわがまま言ってもいいけど、二人っきりでキスとかハグする時は圭吾の好きにさせな。怖いからって止めちゃダメだよ」
「でも……」
「圭吾は君を傷つけたりしないよ。信じてるだろ?」
「うん」
「いい子だ。僕ら一族全員のためにも圭吾を幸せにしておいてくれ」
「おおげさね」
「そうでもないよ。結局のところ羽竜の家はこの地を守るのが本来の仕事だ。長の圭吾が不安定じゃ話にならない」
そう言ってから悟くんは道路に向かって手を振った。
「デート相手が来たみたいだよ」