龍とわたしと裏庭で②【夏休み編】
えーと……彩名さんはなんて言ったっけ?
――そう、おねだりすればいいって
「お仕事の邪魔はしたくないの。だから、後で埋め合わせして、ね?」
圭吾さんは納得できないって顔
「今日は外でご飯食べたいな」
梓さんたちと顔合わせたくないし
「最初っからそのつもりだよ」
そうきたか
「じゃあ、食事の前に服買って。おしゃれしてから行きたい」
「靴も?」
「靴も」
「バッグは?」
う……
「買って」
「それだけでいいの?」
うーん
「新しいゲームソフトで欲しいのあるの」
もう破れかぶれよ
「買って、一緒に遊んで」
「もう一声」
分かったわよ!
「圭吾さんの部屋に泊めて」
圭吾さんはにんまり笑って「約束忘れるなよ」って言った。
どっちがおねだりしたのか分からないわ、これじゃ
――そう、おねだりすればいいって
「お仕事の邪魔はしたくないの。だから、後で埋め合わせして、ね?」
圭吾さんは納得できないって顔
「今日は外でご飯食べたいな」
梓さんたちと顔合わせたくないし
「最初っからそのつもりだよ」
そうきたか
「じゃあ、食事の前に服買って。おしゃれしてから行きたい」
「靴も?」
「靴も」
「バッグは?」
う……
「買って」
「それだけでいいの?」
うーん
「新しいゲームソフトで欲しいのあるの」
もう破れかぶれよ
「買って、一緒に遊んで」
「もう一声」
分かったわよ!
「圭吾さんの部屋に泊めて」
圭吾さんはにんまり笑って「約束忘れるなよ」って言った。
どっちがおねだりしたのか分からないわ、これじゃ