龍とわたしと裏庭で②【夏休み編】
「本気だろうね」
えっ? 何が?
キョトンとしていると、思いがけず射抜くような強い眼差しで見返された。
「恋人になるとしたら僕以外は考えられないって言ったよ」
「本気……だけど?」
「志鶴は僕が好き?」
「うん」
「ずっと側にいてくれる?」
「そのつもりだけど?」
「ならいい。いっその事、兄貴じゃないと分からせようかと思ったけど、それなら今はまだいい」
わたしたち何について話し合ってるんだろ
圭吾さんには見えていて
わたしには見えないものの話をしているみたい
「分からないならいいんだ」
圭吾さんは苦笑いした。
えっ? 何が?
キョトンとしていると、思いがけず射抜くような強い眼差しで見返された。
「恋人になるとしたら僕以外は考えられないって言ったよ」
「本気……だけど?」
「志鶴は僕が好き?」
「うん」
「ずっと側にいてくれる?」
「そのつもりだけど?」
「ならいい。いっその事、兄貴じゃないと分からせようかと思ったけど、それなら今はまだいい」
わたしたち何について話し合ってるんだろ
圭吾さんには見えていて
わたしには見えないものの話をしているみたい
「分からないならいいんだ」
圭吾さんは苦笑いした。