龍とわたしと裏庭で②【夏休み編】
圭吾さんと彩名さんと三人でタクシーに乗って花火大会の会場まで行った。
「わたしはお友達と合流する予定だから」
と、彩名さん
「後は二人でデートを楽しんでちょうだい」
「その前に彩名の友達の強烈な歓迎が待ってるんじゃないのか?」
圭吾さんがぼやくようにつぶやいた。
圭吾さんの言う意味が分かったのは花火会場に着いてすぐ。
「彩名ぁ!」
わっ! 華やかな浴衣姿のお姉さんズ
いち にぃ――五人?
あっという間に囲まれた。
「あらぁ圭吾くん久しぶり」
「どうも」
圭吾さん、無愛想だよ
「イケメン度アップしたねぇ」
「ホント、もっと前にツバつけときゃよかった」
こわい……
「ねぇ彩名、この子 この子?」
「そう。従妹の志鶴ちゃん」
「あ……こんばんは」
「かっわいい~!」
「意外。圭吾くん、こっちの趣味だったんだ」
こっちってどっち?
「パクッって頭から食べられちゃうんじゃない?」
「わたしはお友達と合流する予定だから」
と、彩名さん
「後は二人でデートを楽しんでちょうだい」
「その前に彩名の友達の強烈な歓迎が待ってるんじゃないのか?」
圭吾さんがぼやくようにつぶやいた。
圭吾さんの言う意味が分かったのは花火会場に着いてすぐ。
「彩名ぁ!」
わっ! 華やかな浴衣姿のお姉さんズ
いち にぃ――五人?
あっという間に囲まれた。
「あらぁ圭吾くん久しぶり」
「どうも」
圭吾さん、無愛想だよ
「イケメン度アップしたねぇ」
「ホント、もっと前にツバつけときゃよかった」
こわい……
「ねぇ彩名、この子 この子?」
「そう。従妹の志鶴ちゃん」
「あ……こんばんは」
「かっわいい~!」
「意外。圭吾くん、こっちの趣味だったんだ」
こっちってどっち?
「パクッって頭から食べられちゃうんじゃない?」