僕と死んだ恋心
夢を見た。
貴男に告白された日のことを。
『雪菜が好きだ、付き合ってくれないかな?』
サンプルな言葉だけどすとんと胸に落ちてきたその言葉に直ぐに「いいよ」って言ってしまった。
それから、毎日登下校やお昼を共にしてどんどん鳳実が好きになった
困った様に笑う鳳実、嬉しそうに笑う鳳実、僕を見る優しい顔、僕に愛を囁いてくれる優しい声、僕を撫でてくれる手、僕を支えてくれる身体…全てがもう無くなっちゃたんだ…