ミルクcandy
「ったく…モテるやつはいーよなっ!だいたいよぉ、みんなお前の本性知らねーからだよ!もし知ったら、なんだこの冷めたやつってなるだろうし…って!おい!!人の話ちゃんときけー!!」
後ろのほうでギャーギャーうるさい恭に軽く手を上げ、この前見つけた裏口から、屋上へ向かった。
冷めた男。それは俺自信でも分かるくらいに…
別に女を恨んでるわけでもないし、嫌いなわけでもない。むしろ好きだし。
ただ、信用できなかったんだ。
………――キミに逢うまでは