忘れられねぇよ。

「その言いぐさだと女が欲しいのか?」





「…





…………違う。」





こんな直哉を見るのは初めてだ



いつもニコニコ笑って、辛いことを楽しみに変えてしまうやつなのに…






「練習についていけないからか?それなら俺も一緒さ。これを乗り越えないと- 」




「違う。





うちの学校はレベル高いじゃん?
だから俺さレギュラーになれる自信がなくなちった。

レギュラーになれないなら…………




辞めて女の子と一緒に薔薇色な高校生活を送ろ---」





バシンッ!


バタン!





最後まで聞いてられなかった





気づいたら直哉を殴ってた





「おまえと一緒にバッテリー組んで甲子園でヒーローになる夢はどうなんだよ!


女の子と一緒に薔薇色な高校生活だと!?


ふざけんなっ!」






そのまま店を飛び出して家へと向かった





話しを続けられず…











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