~memory's~二人を繋ぐメロディー♪

「いつもありがとう。でも朝から派手なドレスは疲れるのよね…」


「今日は朝から謁見が入っておりましたので、我慢ですよ美桜様。」


そう言い終わると同時に
開かれた扉。


「姫様。お迎えにあがりました。」


「姫様って呼び方を変えてくれたら行こっかな。」


っと、あっかんべえをして見せる。


「はぁ…その様な事を止めて、姫としての自覚をしっかり持っていただけたなら
その時は美桜様と呼ばせていただきます。
さぁお時間なので…
さっさとして下さい。」


陣野が外に出たと同時に
悔しそうな美桜の叫びが城内に響いたのだった。

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