恋愛人物大百科
『………………』
憂鬱な朝。外の天気は私と同じでどんよりとした曇り。だけど、朝練中の彼はいつも通り爽やかキラキラ。
ため息しか出ない…
「西寺っ!」
そして、今日も私の朝の邪魔をする。
『なに?才脇君。』
「昨日はどうだった?」
『…ダメだった。』
「川久保にキレられた?俺、まずいことした?」
すごく焦っている才脇君…。本当に私に協力してくれてるんだ…なんてのんきに思った。
『ううん…私がヘタレだから、話し掛けれなかったんだ…他の女子二人組は話しかけてたんだけど…それ見たらさ…なんか私…もぉ、声かけれなくて…。』
「……………」
『才脇君?』
「あっ…いや、それ良かったよ。絶対に!」
『どうゆう事?』
いいわけないじゃん…だって、せっかく才脇君がくれたチャンスなのに…私は棒にふったんだよ?