霊務・ザ・ファイナル(霊務4)

オッサン達は近付いて、安否を確認する。









すると、そこにはかまくらが出来てるではないか。









何でかまくらが……?










バッと覗くと、中に礼子は居た。











「あ、いらっしゃ~いオッサン」











そこにはいつの間にかコタツを持ち込み、餅を焼いてる余裕の姿があった。










コイツ、だんだんと物理的にも不可能な事しよる。











「ニャ! さっきのコタツニャ! ゴロゴロ~~」











眠り猫も飛び込み、嬉しそうに丸くなる。











もうコタツはいいから。











「さて礼子君……よくも本気でやってくれたね。君は限度を知らんのかね」










「なーに? だってさっき本気でいいって言ったじゃない。自分で言って忘れるオッサン。その内その辺徘徊したり、自分の名前も忘れるんじゃない?」










そこまでボケとらん。









それに確かにそうは言ったが、訂正する前にためらいもなく吹き飛ばしやがって。











と言うか、訂正聞こえてたんじゃないの?

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