霊務・ザ・ファイナル(霊務4)

それをオッサンは遠くで見て、その戦術を不思議に思っていた。










特殊能力は基本1人1つ。










以前黄鬼が言ってたのは、三鬼神から逃げる際に道を迷わせた幻覚系の能力。











それが、今度は炎を操る何ておかしい。



それも、あんなに大量に……











炎に囲まれた眠り猫は、その数により逃げ場を失った。











「そこよ!!」











ドン!!!!!!











囲まれた炎もろとも吹き飛ばすよう、衝撃波を叩き込む!










これには流石の眠り猫も、避けきることは出来なかった。











「ニャアァァァァァァァァァァ!!!!!」











ゴロン! ゴロン!











吹き飛ばされた衝撃で、打撲音を響き渡らせながら地面を勢い良く転がる。










「だ、大丈夫かね! 眠り猫君!」










オッサンは心配するが、眠り猫は体を起こすと背中を上げて威嚇ポーズを取った。











まだまだ、戦いに身を捧げるつもりだ

< 158 / 273 >

この作品をシェア

pagetop