霊務・ザ・ファイナル(霊務4)
「いかん! 眠り猫君、逃げるんだ――――!」
そう言うものの、眠り猫はただひたすら一点を見据えている。
全身の毛が逆立ち、相当な集中力のようだ。
「くらえ!!」
ドッと黄鬼の手から衝撃波が出た瞬間、眠り猫の目がギラリと光った。
シャ!!
衝撃波に対し、弧を描くようにそれをうまくかわしつつ、本体に猫まっしぐら!
「な!?」
ズバッ!
ようやく感触あり!
その独特の感性から、見事会心の一撃が決まった!