霊務・ザ・ファイナル(霊務4)

バギ!










早速顔面に、重い拳が振り下ろされた。










(い、痛い……)











その一回だけでも挫けそうになり、涙目になる程だ。












「クハハハハハ! どんどん行くぞ!」











バギ!

バギ!

ドカッ!










殴る蹴るの暴行を繰り返し、直ぐにオッサンの体は傷で腫れ上がってきた。













それでも耐え忍ぶ。












その歯を食いしばる姿は、余計に赤鬼を喜ばせた。













お陰で、どのくらい殴り飛ばされたのだろうか?











もう立つ力も残っていない。











「グフぅ……」











ガク……!












ついに地面に膝を付け、2人を守る広げた手も上がらなくなってしまった

< 190 / 273 >

この作品をシェア

pagetop