霊務・ザ・ファイナル(霊務4)
「霊務してただけなのに……」
そんなイタズラは霊務と言わない。
そんな事も忘れたのか、ワザとやってるのか分からないが、彼女の性格なら後者の方だろう。
「はあ……もうため息しかでないよ……とりあえず君は階級が1だから、また地道に一歩ずつ努力でもして……」
それを言い掛けると、礼子はハッと何かを思い出したかのように声をあげる。
「あ!! そうだ!! 行かなきゃ!」
その頭に思い付いた何かをする為に、どこかへ走って行く。
普段ならここでオッサンが追いかけるが……
「ふう……もういいよ。どこへでも行きたまえ」
完全放置にしとくのに決めた