霊務・ザ・ファイナル(霊務4)

楽しかった栃木県日光市への旅行。










楽しかった修学旅行はあっと言う間。(礼子だけそう思ってる)







思い出は、そっと心の中だけに閉まった。











プップ~~










いつものように、オッサンと礼子は道端で探偵業をやっている。











「ねえねえオッサン~~サキはどうなったの?」











眠り猫を残し地元に戻った3人は、まず経過説明と三鬼神の謝罪の為にオッサンとサキは光の女王の元へ行ったのだ。











「ん~~。まだ処分は決まってないが……一応里子君もサキさんと知り合いだ。そこまで厳しい対応にはならないよ。理由が理由だしね」










サキは人間を護るため、霊に手を貸した。











それだけなら罰も何もないが、サキ自身がそれを償いたいと言っているので、話がまとまらないようだ。











「ふう~~~ん。アタシの髪の毛切ったんだから、今度賠償金請求してやる」











「うおい~止めろ~。許してやりなよ礼子君。……しかし、無敵の君もサキさんに負けるとはね。珍しい」











今でも人並み外れた力だが、生まれ変わる前より弱くなったと言うのはあながち嘘ではない。










この苦戦連続の戦いを通じて、それが分かった

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