俺様BOYと危険な恋
夜、いつもより早めに悠稀が帰ってきた。
「…疲れた」
かなりお疲れのようです。
「大丈夫??今日は早く寝たら」
疲れすぎてご飯もあんまり食べれないようだ。
心配だよ。倒れたりしないでよ。
グイっ
「わっ!!」
「最近、イチャイチャしてない」
あたしもそう思う。だけど……
「今は休んだ方がいいよ。顔色も悪いし」
「そんなに俺に近づくのが嫌??」
悠稀を想って言ったことなのになんか勘違いされてキレられた。
「違うよ!!」
「お前が処女なのは分かってる。だけどさ、俺だって我慢してんだぞ」
「あたしはいつだっていいよ!!」
「は!?……」
あっ……!!
口滑った。
「今のマジで」
「いや、んと……その、うんマジ……」
でも、今は疲れれるから無理でしょ。
その言葉は口が塞がれて不発に終わった。