俺様BOYと危険な恋
「予約した東です。時間を11時に変更したいんですが可能ですか??」
「はい、大丈夫です」
「ありがとうございます。では、11時に伺います」
よし!!これでOK。
何事もなかったかのようにトイレから出て、優希に声を掛けた。
「出掛けるぞ。準備しろ」
「分かった」
優希は嬉しいのかメチャクチャはしゃいで準備している。
実は今日は俺らが付き合って3ヶ月記念の日。
今日のために仕事を詰めて休みにした。
俺ってかなりいい彼氏じゃね。
2人の準備が終わり、徒歩で目的地へ。
「おい。手」
そう言うと、照れながらも手を差し出した、優希。
「どこ行くの??」
「飯屋」
「それは分かってるよ。それにしても初めてだね。こうやって2人で出掛けるの」
「あぁ。なんか悪りーな。あんまカップルっぽいこと出来なくて」
「気にしてないよ。悠稀本人に逢えなくてもテレビで逢えるしね」
コイツ、マジいい彼女。