俺様BOYと危険な恋

「初めまして西野優希っていいます」



社長の第一印象は若い!!


サランのオーナーと同じくらいに見えるからきっと20代後半だ。



でも、20代後半でこんな大きな会社の社長になんかなれるの!?



そんなすごい人にあんな生意気な態度を取るなんて悠稀はやっぱり悠稀だ。



「取りあえず座ろうか」



社長の一言で高そうなソファーに座った。



あたしと悠稀は隣にその前に社長が座る形になった。



「どうだ。俺の女は」

「んー、ルックスOK。清潔感あり。……ただ、悠稀と釣り合うには色気が足りないな」

「んなもん必要ねーだろ」

「イメージは大切だろ」



色気をどう出せと!?



無理だからね。



「ま、別にいっか」

「そうか!!認めてくれんだな」

「あぁ。近いうちに記者会見開くぞ」



記者会見!?



そんなに大げさなことやるの!?



「分かった。準備しとくよ」



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