俺様BOYと危険な恋

いろいろ観光したから予定よりちょっと遅れて旅館に着いた。



「ようこそおいでくださいました。東様ですね。ご案内します。こちらへどうぞ」




中居さん広めの部屋に通された。



「ここ高かったんじゃないの??」

「うるさい。女は金のことなんか気にすんな」



いくら悠稀にお金があったとしてもあたしに使いすぎだよ。



あたしも悠稀になんかあげたい。



形のあるものを。



こんなこと言ったら悠稀は反対するからサプライズしてやる。



いっつも悠稀にしてやられるから。



たまには仕返しするもん。



「あっ!?足湯あるよ。入りに行こう」

「嫌だ。人いるし」

「じゃあ、一人で行ってくる」

「ダメ」



そう言われせっかく立ち上がったのにまた座らされた。



「俺と来てるのに俺から離れたらダメ。どこにも行かせない」

「キュンってなった」



最近の悠稀はあたしの胸キュンポイントを刺激する。



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