俺様BOYと危険な恋
話聞いてやりたいのはやまやまだけど俺は今から仕事だ。
マイケルに留守番させ、仕事場に向かった。
今日の仕事はこっちで有名になるためにって社長が勝手に入れた雑誌の撮影とインタビュー。
「YOUイケメンだね。久しぶりに撮りがいのある人に逢えたよ」
俺に話しかけてきたのは結構有名なカメラマンのジョージ。
しかも、この人日本語上手い。
「日本語お上手ですね」
「あぁ。日本人の妻がいてね。日本っていいよね」
ジョージとの撮影はやりやすかった。
いや、ジョージがすごいのか。
どうすればよく撮れるのか分かってる。
やっぱ、アメリカ来て良かった。
こんなすげー人がたくさんいるんだもん。
「YOU日本食作れるか??」
「無理っス。奥さん作れないんですか」
「うちの奥さん日本のことは思い出したくないって言ってて作らない。家庭の味食べたい」