俺様BOYと危険な恋

「悠稀。こっちだ」



夜、いつものところ“さらん”へ来た。



すでに疾風はいて、淳は今日も笑顔だ。



「いらっしゃい。ついに優希ちゃんまでここを乱用するようになっちゅったよ」

「売上に貢献してやってんだからいいだろ。あと、いつものな」



淳に酒を頼み、疾風が待ってる席へ行った。



もちろん個室。



俺、ハリウッドとか行っちゃう人気俳優だからな。



でも、男と個室ってなんかキモイ。



「相変わらずうまいなここの飯は。えれなもこれくらいうまくなって欲しいよ」

「チクるぞ」

「やめろよ」



俺は淳の飯より優希の飯の方が好きだから優希がいないときはあんまり外では食べない。



「相談って??」

「優希と結婚したい」

「すれば」

「アイツ、就職したいんだってさ。結婚したらアイツの好きなことさせてやれねーじゃん」



ホントは高校卒業したら結婚するつもりだった。



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