俺様BOYと危険な恋
「久しぶり。ところでYOUはご飯食べたかい」
「まだです」
「日本食のいいお店紹介してくれませんか」
いいお店って言ったらあそこしかねーだろ。
すげーワクワクしてるジョンを連れて事務所を出た。
向かうところはもちろん……
俺ん家。
「ここ店??」
「違う。俺の家です。ここには最高の料理人がいるんで」
「ほう。それは楽しみだ」
家の中に案内した。
「おかえり」
「ただいま。この人はカメラマンのジョンだ。日本食が食いたいらしい」
「へっ!?」
「楽しみにしてるよ」
ジョンを席に着かせ、優希をキッチンに追い込んだ。
「どういうこと!?」
「アメリカで一緒に仕事した人。日本が好きみたいでこっちでも仕事することになった」
「それとこれがどういう関係があるの」
「だから日本が好きなんだよ」
意味分かんないとか言いながらも料理を作る準備を始めた。
俺はジョンのところへ行き、仕事の話をした。
「映画を作ろう。俺の知り合いの監督に頼んでみるから」
「マジっスか」
つか、この人なんの計画もなしにこっちに来たんだ。
どんだけ日本好きなんだよ。