俺様BOYと危険な恋
「仕事関係は大丈夫なの??」
「何が」
「結婚のこと」
「忘れてた。後で電話する」
そんなことだろうと思った。
悠稀は自分がどんな立場にいるか分かってないよ。
悠稀が結婚したら何人の女の子が泣くと思ってるの!?
あたしから社長さんに謝っておこう。
ホテルの部屋に入ってすぐにベッドルームに連れて行かれた。
「展開早くない!?」
「早くない。分かってたことだろ」
そりゃそうだけど、久しぶりだから恥ずかしいんだもん。
せめてシャワーくらい浴びたいよ。
それはきっと無理だろう。
悠稀の目はオオカミ化してて、待ってくれるような優しいものではないから。
「優しくしてね」
「当たり前」