俺様BOYと危険な恋
「スーツにメガネってサラリーマンみたい。かっこいい」
車での移動しているなか、優希が不意にそんなことを言い始めた。
不覚にもかっこいいって単語に照れた。
「普通のサラリーマンじゃこんな高いスーツ買えないけどな」
「そういうことじゃなくて!!新鮮ってこと」
優希にコスプレ趣味があったのか!?
「俺、コスプレは無理だぜ」
「何言ってるの!?そんなんじゃないわよ」
「あー、はいはい。着いたぞ」
着いたところは普通のホテル。
俺的にはいいとは言えない。
主役はまだ到着してないみたいだ。
「悠稀行くよ。準備あるんだから」
「おー、分かった」
そろそろ主役が登場するころだ。
バタンッ―――――
「え、何コレ!?」
「俺も知らないけど……」
ドッキリ大成功だな。
訳も分からぬまま席に着いた主役たち。