俺様BOYと危険な恋
そんなに結婚式がめんどくさいの!?
男の子にとって結婚式はどーでもいいかもしれないけどさ、女の子は違うんだよ。
小さい頃から夢見てた行事なんだから。
「もういい!!悠稀のしたいようにして」
「は!?何で怒ってんだよ!?」
あたしは悠稀を振り切って家から出て行った。
もう!!なんなのよ!!
しばらくムスッとしながらズンズン歩いた。
そして、怒りに任せてやってきたのは家から30分くらい歩いたところにある公園だった。
……。
時刻はPM11:00。
辺りは真っ暗で少し肌寒い。
特に行くあてもないので滑りだいの一番下に腰を下ろした。
えれなの家に行こうと思ったものの財布も携帯も家に置いてきた。
交通手段もなければ連絡手段もない。
ホント、あたしっていやな女だ。
結局こうやって悠稀が探しにくるのを期待してる。
だって、この公園悠稀とたまに来るもん。