俺様BOYと危険な恋

そして、



「子供出来たらここで遊ばせたりしたいね」



なんて言ってた。



まだまだ子供だな、あたし。



悠稀の意見なんかまるで聞いてないや。



こんなに一緒にいるんだもん、冷静に考えたら結婚式がめんどくさいとか思うような人じゃない。



「……帰ろ」



きれいな星空にあたしのつぶやきは吸い込まれるように消えて行った。













「ただいま~」



家に帰ると電気はついているもののおかえりの返事がなかった。



リビングに入っても誰もいなかった。



探してくれたのかな??



それだけで胸があったかくなっていく。



今日は悠稀のわがままいっぱい聞こう。



悠稀が帰って来たのはそれから1時間後のPM0:00。



あたしを見るとホッとした顔をしてとりあえず抱きしめられた。



「バカ野郎。心配すんだろ」

「うん。ごめんね」



あたしは何度も何度も謝って、2人で夜が明けるまで語り合った。



話し合いの結果、1カ月後結婚式をあげることになった。



日にちは決まってないけど今日みたいな日がいいって悠稀が。



「風呂入んぞ」

「はいはぁーい」



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