俺様BOYと危険な恋
それでも、俺は絶対に諦めない。
勉強は出来ないけど英語をしゃべるくらいは出来るようになった。
演技の勉強ばっかりで学校の勉強はまったくと言っていいほどやってない。
進級試験は優秀な我が弟に中学からの勉強を教えてもらった。
そりゃもうスパルタで死ぬかと思った。
そんな弟も今年からこの高校に入学してきた。もちろん成績は上位。
「はい、オッケー。今日の撮影は終了ですー。次回は明日行いますのでよろしくお願いします」
今日は撮影が珍しく早く終わり共演者に飯を誘われ一緒に行った。
誘われた相手は今人気上昇中の蒼井疾風くんだ。
俺と同い年で人気が出て学校に行けなくなったらしくもうすぐ白鳥高校に編入してくるらしい。
疾風に学校のことを簡単に話した。
疾風も寮に入るらしく楽しみなんだって。
「やっぱ芸能人ばっただろ??」
「あぁ。でも、若いから駆け出しばっただぞ」
「ふーん」
「疾風も人気あるから女子とかうるさいんじゃねーか」
「それはちょっと困るな。彼女が妬いちゃう」
疾風って彼女いたんだ。