俺様BOYと危険な恋
学校のみんなも若くて純粋な年頃だからみんなあたしを羨ましがってた。
その時は、自分の名前が自慢で仕方なかった。
でも、歳を重ねるごとに男という生き物はひねくれてしまう。
小学四年生頃の男女はお互いに意識し始めるものでお互いに距離ができる。
そんな関係の中で女子となんとか関わりを持ちたい男子は大抵女子をからかうもの。
そのターゲットがあたしだった。
「優希って男みたいな名前だよな。実際に男の芸能人にいるし」
「優希は男女~」
当時、髪は短めで元気に校庭で遊んでたあたしは男子に男女と呼ばれていた。
そんなことは気にしなかった。
運動が好きだったのはホントのことだったから。
だけど、自慢だった名前をバカにされるのが我慢ならなかった。
最初は言い返しててケンカにもなったけどだんだん意味ないって思ってきて相手にしないようにした。