俺様BOYと危険な恋
俺様BOYとお世話役
「黙って飯作れよ。光栄なことだぞ。俺様の朝飯を作れるなんて」
……ムカッ
なんなのよ、この俺様芸能人は。
なんとか目の前にいるコイツへの怒りを抑えた。
しかし、すでにヤツはあたしの視界にはいなかった。
「お前飯まだなの??」
勝手に部屋に入ってるし。
「今日は食べないつもりです」
「何だよ。ダイエットか??そんなことしなくてもいいだろ。そこまで太ってねーし。いまどきの女子はみんなそうだよな。バカくせー」
「そんなんじゃない!!朝ご飯作るのめんどくさかったんです」
「お前それでも女か。家庭的な女の方がモテるぞ」
ホントこの人、あー言えばこー言う人だ。
話してるだけで疲れる。
あたしを不愉快にさせる天才だ。
「とにかく飯。もちろんお前もな。飯食わねーと倒れるぞ。お前顏色悪いし」
その言葉はこの名前の次に言われてた言葉だ。
もともと色白だから光の具合によって青白く見えるときがある。
色が白いのいいって言う人いるけどやっぱり普通が一番だと思う。
「飯飯飯飯飯」
「あ゛ー、もう仕方ないな。何食べたいですか??」
「和食」