俺様BOYと危険な恋
和食かー。
何作ろうかな。
ここは無難な白飯に目玉焼き。
それとみそ汁かな。
好き嫌いとかあるのかな??
聞いたら嫌いなもの入れちゃいそうだからやめておこう。
キッチンに立ち、慣れた手つきで料理を始める。
「ホントに料理出来るんだな」
「先輩は見るからに出来なさそうですね」
嫌味ったらしく言っても涼しい顔のまま席に着いた。
いつもあたしが座ってるところに。
あたしはどこに座ればいいのかな??
「出来ました。どうぞ」
「おう。サンキュ」
まさかコイツからお礼の言葉が出てくるなんて思わなかった。
また、嫌味でもいわれるんだと思った。
「おい、醤油は??」
「なんでですか??」
「なんでって目玉焼きには醤油だろ」
「普通ソースじゃないですか。それに今、醤油ないです」
「嘘だろ。ソースなんて邪道だろ」
「そんなこと言ってもないものはないんです」