俺様BOYと危険な恋
「使えなーな。仕方ねーから初ソースに挑戦すっか」
なんでこの人はいつも上から目線なのよ!!
ホントにソースをかけて食べ始めた。
「意外といけるソース」
散々ソースのこと邪道とか言ってたくせにガッツリ食べてる。
なんか子供みたいでかわいい。
芸能人西野優希じゃなくて東悠稀の一面だ。
なんか新鮮。
「ごちそうさーん。サンキューな。うまかった」
それだけ言い残して部屋を出ていってしまった。
うまかったって言われると料理のしがいがある。
「ヤバッ!!遅刻しちゃう」
悠稀先輩のことを考えてたら授業が始まるまで後10分になっていた。
ここからダッシュで行けば10分以内に着くはず。
やばいよ――――。
まだ新学期始まったばっかだよ。
でも、あの先生結構緩いからなんとかなるよね。