俺様BOYと危険な恋
こんなかわいい顔して裏では何考えてるかわかんない。
すでにこの約束は芸能界の男は全員知ってる。
「俺らも解散していい感じ??」
「さぁ」
疾風がコソコソと話しかけてきた。
香織さんが若干不機嫌だから大声で帰りたいなんて言えねーよな。
俺も帰りたい。
早く帰って優希に謝んねーと。
「君たちお疲れさま。もう解散してもいいぞ」
やっと終わる。
他の奴らもさっさと帰る準備をしてた。
俺も早く帰ろ。
「悠稀くん。ちょっと時間あるかな。話あるの」
バックを持って出口に行こうとしたとき、香織さんが話があると言ってきた。
嘘だろ。
今日はオフだしゆっくり休もうと思ったのに……
あっ!
優希に弁解しねーといけねんだ。
つーわけで
「すいません。今日は用事があるので、また今度」
そう言い、礼をしてまた歩き出した。
「悠稀。お前今日何かあんの??撮影ないし」
「罪滅ぼし」
「はぁ!?」
疾風は頭に?を浮かべてた。