俺様BOYと危険な恋

「悪かった」



怒り出したのでまずは頭を下げた。



「えっ!!」



こっちは頭下げてるっていうのに優希は驚いた顔。



「おい。何か言えよ」

「へっ、うん」



うんってことは許したってことでいいのか。



「じゃ、これからは俺の女としてよろしくな」

「うん…………はぁ!?」
「用はそれだけ」



そう言い立ち上がると優希が服を掴んできた。



「ち、ちょっと待って!!もう一回言って」

「お前は今日から俺の女だって」



優希の顔がみるみる青くなる。



「な、なんでそんなこと……」

「だってあんな大勢の人の前で言っちまったし」

「そんなこと関係ないじゃん」

「大あり。明日から俺のファンにいじめられるかもよ」

「そんなマンガみたいなことありわけないよ」

「そうでもないぞ。俺が聞いた話だと俺の元カノにファンたちが自殺にまで追い込まれたって」



嘘だけど。



「これからよろしくお願いします」

「よく言った。これからは俺の女兼世話役な」

「うん……?」



これからの飯はどうにかなるな。



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