俺様BOYと危険な恋

「悠稀のこと」

「悠稀先輩のこと!?珍しいね」

「だってえれながあんなこと言うから」

「ハリウットのことか」

「うん。あたし悠稀の邪魔はしたくない。だって本当に付き合ってる訳じゃないのにさ」



あたしが悩んでること悠稀に関するグチを散々言った後、えれなは呆れた顏で言った。



「そんなに気になるならあたしじゃなくて悠稀先輩本人に言えばいいじゃない」



それが出来ないからえれなに話してるのに……



えれなの性格が出逢った直後からかなり変わってるのは気のせいかな。



別にどんなえれなでもいいんだけどね。



あたしの初めての友達だから、大切な友達だから。



今度はえれなのノロケ話を教室に行くまで聞かされた。



「そういえば、蒼井疾風の気持ちがわかんないとか言ってなかった」

「解決したよ。アタシも疾風も本音で話し合ったよ。話さないとわかんないことだってあると思う」










えれなちゃんの言った言葉がひっかかる。



“話さないとわかんないことだっとあると思う”



悠稀の邪魔になってなるかどうかは悠稀しか知らないもんね。



よしっ!!今日の夜聞いてみよう。



ご飯食べてる時に軽い感じでサラッと聞いてみよう。



< 69 / 293 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop