俺様BOYと危険な恋

悠稀に言われた通りに手を出した。



あたしの手に悠稀が手を重ねて、手を繋いだようになった。



「これでも緊張するか??」

「ちょっとだけ」

「じゃあ、しばらくこのままな。手も繋げなかったらデートにも行けねー」

「デートしたら彼女いるってバレるじゃん」

「別に気にしねーよ」



だってハリウットに行くためにスキャンダルにならないようにしてきたのにあたしが彼女だってバレたら全部水の泡じゃん。



「お前は余計なこと考えなくてもいいの」

「でも……」

「いいから!!お前は黙って俺に付いてくればいい」



あんまり納得いかないけど悠稀の言うこと聞いておこう。



それはそうと、手汗かいてきた。



「そろそろ離さない??」

「ヤダね」



だって手汗が!!



恥ずかしいよ。












それから1時間くらいずっと手を繋いでいた。



1時間も繋いでたから結構慣れた。



「あたしお風呂入りたい」



明日も学校があるからお風呂に入らねば。



お風呂に入るって言っても離さない手。



「悠稀??」

「離れたくない」




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