俺様BOYと危険な恋
へっ!?
「でも、明日も学校あるからお風呂に入らないと」
「一緒に入る??」
「無理だから」
あたしが即答したら、ショボンとしてしまった。
それでも手を離さない。
「悠稀、いい加減にしてよ」
「じゃあ、キスしていい??」
何でそうなるのよ!?
でも、なんか悠稀が可哀想に見えてきた。
そして、気づいたら頷いていた。
「マジで!!良かった。拒否られると思ったし」
「だって、そんな顔するから」
「目閉じて」
正直、キスの仕方あんま分かんないから悠稀に従うことにした。
ギュっと目を閉じたら、全神経が顔に集中する。
悠稀の気配が近づいてくるのが分かり、急に鼓動が速くなる。
「力抜けよ」
耳元で囁かれて、催眠術にかかったみたいに悠稀の言葉通りに体が動く。
徐々に悠稀の顔が近づいて来る。
そして遂に唇が重なった。
ファーストキスがあんなんだったから何かすごい嬉しい。
でも……
長い!!
息が出来なくなり、悠稀の胸を押すが、逆にその手を掴まれ抵抗出来なくなった。