奇跡
第1章 家出
ピピピ ピピピ





携帯のアラームが鳴り今日も一日始まったんだと自覚する。





「はぁーっっ」っとため息をつくのが私の朝のはじまりだった。





最近の私は毎日がとても憂鬱で何もする気もおきなかった。





私の名前は城崎愛菜。19歳。





高校卒業して専門に行ったものの2か月たらずでやめてしまった。





別に学校が嫌になったからとかじゃない。





私は自分の夢に向かって毎日一生懸命頑張っていたのに・・・。





親の一言であっけなくその夢は壊れてしまったんだ。





そう!!最近憂鬱になってる理由は親の厳しさ。





昔から何でも言う事聞かないと怒られてたし、それがすごく怖くて





仕方なく従うしかなかった。




19歳になっても門限は夕方5時だし・・・。




恋愛なんて彼氏がいるってバレた時は無理やり別れさせられたし。
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