奇跡
私の予想してた通り大ちゃんは私より年上に見えて優しそうな感じだった。






それから私たちは大ちゃんの家に行きいろんな話をして少しイチャイチャもした。





あっという間に楽しい時間は過ぎて帰らなきゃいけない時間になった。






大ちゃんもうちの門限を知っていて理解していてくれたけどお互い離れたくなくて。






そしたら大ちゃんが「もう少しいたら?」って言ってくれて。




私その時家の事を思い出したんだ。





ここで家に帰ってもまた嫌な毎日が待っている。




そんなのもう無理だって思って親には嘘をついてその日は泊まることにした。




嘘一つつくのも大変で女友達のとこに泊まるって言ったらその子からうちに




電話してこないと信じないとか言っちゃって。仕方ないから専門の時の友達に



お願いして電話してもらったんだ。そしてなんとか泊まることができて



次の日には帰るつもりだった・・・。
 



でも一日ずっと大ちゃんといたらもうどうでも良くなって


私は家を出てから帰ることはなかったんだ。


多分てか絶対親が心配してると思った。でもそんなのどうでも良くて



とにかく自由になりたかった。これが私の家出のきっかけ。


でもこの決断は間違っていたのかなって後々思うようになった。
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