2匹の蝶々 ーAfterー
「どうなるか…分かってるの?」
「…へ??」
無邪気に首を傾げて俺を見る心。
ったく、会わない2年の間にも心はますます可愛くなってる。
俺は床に広がっている心の髪をすくった。
髪も…少し伸びたな。
誰にも…触られてないよな??
「…音?」
「心、もう1回…キスして?」
俺は心に馬乗りになって、体重がかからないように心に顔を近づけた。
すると、心は一気に顔を真っ赤にさせた。
今までたくさんキスもセックスもしてきたのに…
それでもまだキスの単語1つに顔を赤くする心はいとおしい。
「も…もうしないもんっ」
フイッと俺から目を背けて心は顔を横に向けた。
「…じゃあ、もういいよ」
「え…」
俺が冷たく言い放つと、心は不安そうな表情を浮かべて顔をこちらに向けた。
ほら、ね。
油断しすぎだよ、心は。
「俺からキスするし」
「えっ…んっ…あ」
すぐに舌を入れる。
久しぶりの感覚…
相変わらず、心の舌は熱くて心地よい。