2匹の蝶々 ーAfterー
「スー…スー」
心の寝顔を見ながら考える。
明日から、また色々な事が始まるだろう。
幸せな事、苦しい事。
悲しい事、嬉しい事。
心の気持ちは俺が全部守ってやるから、包んでやるから。
だから…―
「2人で…頑張っていこうな。」
俺は心の頭を撫でながら、そう呟いた。
「んぅ…音…」
寝言まで俺の名を…
なんて、俺は幸せ者なんだろう。
神様…
これは何かの前触れですか??
もし、神様がいるのなら。
どうか。
俺達を見逃してください。
とんでもない過ちを犯した俺達を…