元々宗太郎のお父様と
うちの母が仕事関係で
取引した際同じとしのこが居る
ということから
私、大崎希(17)はあいつと
出会った。

小さかったからあんまり覚えてない
でも、あいつの笑顔はずっとずっと変わらない。
その笑顔に人見知りの私だが
宗太郎にだけは
心を許して遊べた事は覚えている。

私の家は言わば母子家庭
食品関係で、お偉い立場で
働いている母にとって
シングルマザーと言うのは
世間からの風当たりが強く、

よく私に当たっていた
「あんたなんて産まなきゃよかった」
そういわれても表情一つ変えなかった
冷たくされたってこうして母が
家に帰ってきてくれるならいい。
そう思って子供ながらに
そんな母を受け入れようと
必死だったけど
その頃から笑ってはいけない
何故か自分の心を殺すことを
覚えていた


高校と同時に爆発したわたしは
一人暮らしを始め
生活費は仕送りでどうにか賄い
いつの間にか3年になろうとしていた


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