イジワルセンセイとハチミツな恋～どきどき・胸キュンホームルーム～

それに、普段の生活にも少し変化が有った。


まり子は、どちらかと言うと、はにかみ屋で積極的に表に出るタイプでは無い。


基本的にそれは変わらないのだが少しだけ背筋が伸びている事を感じていたし、それに笑顔が魅力的に成った。


それだけで女性は変わる物である…いや、女性だけではないだろうが、常に笑顔の物に対して人間は魅かれる物で有る事に間違いは無かった。


恋が人を綺麗に見せるのは、そんな事が有るからではないだろうか。


「ねぇ、まり子…」


「なあに菜月…」


昼休み、お弁当を囲みながら菜月は不思議そうな表情を見せた。


「まり子…ひょっとして、誰か付き合ってる人…いるの？」


まり子はちょっとドキリとする。


「え？なんで…」