イジワルセンセイとハチミツな恋～どきどき・胸キュンホームルーム～

南さゆり先生。二十代後半のお姉さん先生。眼鏡が似合う知的で声が素敵でピアノが上手で、先生が目的で音楽を選択した男子は意外と多い。


今の処独身で、結婚の予定は無いらしい。


「私の恋人は音楽よ」が口癖。


ちょっと勿体無いとまり子も菜月もいや、生徒全員が思っている。


「先生、美人なんだから、もう少し融通効かせればよいのにね」


菜月は心から残念そうに、そう言っていたが、私も同感だ。


南先生みたいな女の人が、音楽一本と言うのは残念なことだと私も思った。


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放課後の屋上。


まり子は乃理道に呼び出されて二人で直樹先生の補習授業の事について話し合った。


「あのな、まり子、俺、思うんだけど、直樹先生の補習授業って、やっぱりヤバくないか？」